こんにちは!
みなさん、いかがおすごしでしょうか。
さて、今回はイスラム国に関する話題についてです。
「イスラム国」が犯行声明を出したが、アフガン方面で自爆事件があった様子です。60人死亡と報道されているようです。アフガニスタンの首都はカブールですが空港の周辺で自爆事件があり、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を発表したとも報道されているようです。
「イスラム国」が犯行声明を出したことにより、さまざまな憶測が飛び交っているようです。
「イスラム国」の組織においても、「イスラム国ホラサン州」の犯行声明では、自爆事件の犯人が空港の警備に当たっていたアメリカ軍の5メートル付近まで接近していた模様ということらしいです。
カブールの空港の爆発を始め「イスラム国」が犯行声明を出したのは今回のことだけに限ったことではありません。
Contents
1.はじめに
アフガン空港で爆発事件以外にもこうした事件はイスラム国の犯行声明と関与して、今までも起きています。
アフガニスタンの首都はカブールですが、そこの空港周辺では爆発で200人が死傷したという見解も出て来ているようです。「イスラム国」に関連する組織がまた活動を活発化し始めているのかもしれません。
多くはイスラム主義勢力タリバンの支配を恐れて国外の脱出を希望していたアフガン人が存在していて、そこが狙われのかもしれませんが、空港が警備されているなか中でその間隙を縫って事件が起きたのかもしれません。「イスラム国」が犯行声明を出しているようですがカブール空港付近では緊迫感が漂っているようです。
「イスラム国」犯行声明の要旨が出されているようですがアフガン内での自爆事件はそれとセットに説明されるべきなのかもしれません。
この大規模な爆発については、「イスラム国」が、犯行への関与を認める声明を出していて、ということは、今後のイスラム国の行動の指針が掴めるかもしれません。その趣旨はカブール空港近くの爆発とともにイスラム国つまりISが出した犯行声明は「米国と戦い続ける」という趣旨であったとのことらしいです。
この声明は「イスラム国」(IS)の関係支部組織がSNS上で犯行に関する声明を出したということらしいです。
2.イスラム国と犯行声明の内容で共通する部分は?
2-1.イスラム国が…というけどタリバン、アルカイダ、ISの違いは?
そもそも、タリバン、アルカイダ、ISの違いは何でしょうか。
タリバンとアルカイダ、ISは欧米などでは「サラフィー主義」といわれているようです。それは、ムハンマドやその仲間が生きた時代の状況つまり、これを「サラフ」といいますが、そこに回帰することを目標とする考え方であり、厳格なイスラム主義を掲げるといわれます。タリバンはそのような理想社会をアフガニスタン国内で実現を図ろうとするものです。
アルカイダは、イスラム世界の中において浸透してきた欧米の影響力をイスラム世界から除外することを目標にしているものです。
一般的にISといえばイスラム国のことを示すと思われます。その呼称の詳しい部分はさらにいろいろ見解がありありますが、分かりやすくいえば、ISであるイスラム国は実際にイスラム国家つまり換言すると「カリフ国家」とも呼称されます。
このイスラム国家を創設することで自身たちの目標を実現しようとするものです。理念は同類であり、武力も積極的に使うのはいずれのグループにも等しくいえます。犯行声明で「戦う」という発言があったようですが、今までの経緯からいうと武力衝突容認も範疇に入ってくると理解できるでしょう。
しかし、目指すべき目標は前述のようにちょっとずつ異なっており、このような観点からすればそれぞれ「似ているが、異なった組織」と捉えることもできるかもしれません。
もう少し、別の観点から見てみます。
ISはイスラミックステート(Islamic State)、つまりイスラム国といいますが、この呼称についてもいろいろあるのですが、今回は、ISと明記致したいと思います。ISについては、いままでの説明をにて然程間違いではないかと思います。同時に、それなりに簡潔で分かりやすく説明されているかと思います。
2-2.イスラム国の犯行声明は「他の集団」関りがある?
そこで、タリバンとアルカイダをすこし方向を変えて見てみます。
イスラム国が犯行声明を出していますが、主張している内容と関わりがあるのでしょうか。
タリバンは、アラブを中心に動き始め、イスラム社会全体からそれに賛同している義勇軍ともいえる人々がアフガニスタンに集合し、その集合体がタリバン起源といえるといわれます。
そして、タリバンの義勇軍の中心となる、アフガニスタン最大人口を有する民族のパシュトゥン人はその存在が著明といえます。元来、イスラム神学校で教育されてきた人々で多くはそれに関連した学生といえます。だから、タリバンのもともとの意味は「学生」といえます。
つまり、タリバンは、前述でアフガニスタンの空港事件の話をしましたが、アフガニスタン特定住人が集合して作れられた地元的過激派組織といえます。
これに対し、アルカイダは組織化するのを意図的に避けた集合体になることを考えた人々といわれます。つまり、中心組織や指令を出す組織を持つ組織は、組織としては統制が取れやすいが、アメリカに目を付けられやすくなるといえます。
それ故、アルカイダは1つの思想集団になったといえば分かりやすいでしょうか。従って現在、そこには主だった指令組織というののが存在しない筈です。
つまり、アルカイダはイスラム主義思想を軸にして、世界中のイスラム過激派組織が相互連携し、しかしあまり強くない相互連携をとる、世界的不透明集団ともいえる形態になっていったのがアルカイダといわれます。
不透明だけに捉えにくところがありますが、組織としては簡素的側面があるかと思われます。
アルカイダがこのような思想的相互連携体になっていくにあたり、インターネットがあればその連携を支え得る傾向が強くなるといわれています。確固たる組織がなくても、アルカイダ同士で相互コミュニケーションをとり連携体を維持できるとも考えられているようです。
こうして見てくると、結構、声明で主張している内容とは関わる部分が多いともいえるでしょう。
3.おわりに
いかがだったでしょうか。
このような事件は怖いですが、今後も動向を見ていく必要があるかと思います。
ここに明記された各集団の説明は一見解なので絶対ではありませんが、どこかで見聞きしたときの理解の参考になればよいかと思います。
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