こんにちは!
いかがおすごしでしょうか?
近年はいつどこでどんな地震が起きてもおかしくありませんが、今、兵庫県で地震速報が出たら、どのようなことが起こり得るのでしょうか?
地震が起こりうる可能性をはじめ、地震が起きた際にどのようなことが考えられるのか、その対策と合わせてみていきましょう。
1.はじめに
まず、今、兵庫県で地震速報が出たらどのようなことが考えられるのでしょう?
兵庫の地震といえば、1995年の「阪神淡路大震災」は教科書にも載るほどの震災でした。
大地震というと、そのような過去の震災をイメージします。
では、今、兵庫県で地震速報が出た際には、過去の震災のような規模の地震が起きるのでしょうか?
大地震の起きる可能性について、活断層についてみていきましょう。
地震が発生する要因の一つが活断層です。阪神淡路大震災も六甲淡路島断層帯という活断層のずれによって生じたようです。
では、兵庫県にはどれくらいの活断層があるのでしょう。調べてみると、県内の主要な活断層としては、南西部から岡山県に延びる山崎断層帯、南東部には京都府・大阪府から延びている有馬高槻断層帯が存在しています。
その南側から淡路島にかけて六甲淡路島断層帯、淡路島南部に中央構造線断層帯があります。大阪湾には大阪湾断層帯、県北部には京都府から延びる山田断層帯があります。
こうやってみてみると、かなりの断層帯があり、地震の可能性が高いようにイメージするかもしれませんが、そうではありません。前述の断層帯を原因とする地震が今後30年以内に起こる可能性はそんなに高くないのです。
では、次に大地震が起きる可能性について、みてみましょう。
2.今、兵庫県で地震速報が出たら?対策はどうする?
2-1.今、兵庫県で地震速報が出たら大地震になる?
今、兵庫県で地震速報が出たら大地震になる可能性はあるのでしょうか?あるとしたら、その地震は南海トラフで発生する地震です。
南海トラフ地震は、今後30年以内に発生する可能性が70%から80%と言われています。でも、南海トラフって兵庫からかなり離れているように感じますよね。
そのため、発生してもそんなに被害が出ないのではと考える方もいるかもしれませんが、実は地震そのものよりも地震の影響で発生する事態により、県内に多大な影響が出るようなのです。
もちろん、2011年の「東日本大震災」は、陸から離れていましたが、かなりの揺れがありました。それは東北地方だけでなく、首都の東京まで結構な揺れが来ていたと思われます。
なので、南海トラフ地震の「揺れ」が、いわゆる多くの方が「怖くない」あるいは「(揺れが来ているかどうか)分からない」震度0とか震度1とか…、その程度では済まない可能性は充分考えられます。やはりそれなりの揺れが来ると思っておいた方が、慌てずに済むかもしれません。
では、そんな被害と対策についてみていきましょう。
2-2.今、兵庫県で地震速報が出た際に考えられる被害と対策
今、兵庫県で地震速報が出た際、もしそれが南海トラフだったとしたら考えられる被害は停電と断水です。
地震による揺れもかなり大きいのですが、太平洋側一体がかなりの被害を受けるため、兵庫でもその影響で停電と断水が発生します。
そして南海トラフの場合は広大なエリアでの被害が想定されるので、すぐに復旧するというのは難しいでしょう。
そのため、いつ地震が起きてもしばらくは耐えられるよう、もしもの備えが重要です。断水で水道が数日使えないことを想定して、家族が2、3日は過ごせるほどの飲料水を用意しておくといいでしょう。
また、非常食の用意も必要です。停電で水も使えないので、開けてそのまま食べられるような非常食を数日分備えておいた方がいいでしょう。
さらに地震はいつ起きるかわかりません。寒い季節に起きることもありうるので、簡易的な防寒具なども食料などとまとめて防災リュックに入れておくことをお勧めします。
あとは家族で万が一のことを一度、話し合っておくといいでしょう。地震はいつどこで起きるかわかりません。
日中、会社で仕事をしている際中や子供が学校にいる時など、家族が別々の場所にいるときに発生することだってあります。
そんな時、電話をしてもなかなか繋がらない場合があります。そのため、あらかじめ、家族でもしもの際の避難場所を決めておくといいでしょう。
自宅最寄りの避難所をチェックしておいて、そこを集合場所として決めておいたり、万が一の際の連絡場所を決めておくと、連絡がつかない場合も安心して行動できます。
3.おわりに
今、兵庫県で地震速報が出た際にどうすべきか、考えられる被害や対策についてまとめました。
兵庫県にもいくつか活断層はあるものの、今後30年以内で大きな活動をみせる可能性はないようです。ただ、南海トラフでの大地震が起きた際は遠く離れた兵庫にもかなりの影響を及ぼす可能性があります。
大きな影響としては断水と停電が長期間発生する可能性があるので、数日間耐えられる飲料水や保存食をあらかじめ用意し、家族でもしもの際の行動について話し合っておくといいでしょう。
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