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パワースポット、神社での参拝方法で疑問。鳥居の効果、役目とは何でしょうか。 今回はこれについて解説していきたいと思います。
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1.はじめに
神社の鳥居とは、木を組み合わせた物を設置したもの。また、神社へ通じる門や、神社のシンボルといった結界の役目を果たしているもの。鳥居自体が神様の存在を現す物として機能しているといわれます。
また、常世の長鳴鳥(とこよのながなきどり)など、天照大御神神話、つまり、天照大御神が天岩屋戸にお隠れになった時に、戸を開くため、神様たちが鳥を木にとまらせて鳴かせたという話が元となっているという説が有名です。この際、鳥がとまっていた木が原型鳥居だという説がそれです。
2.神社とパワースポットと関係ある行為と出入口
2-1.パワースポット、神社と稲作
稲作は神道にとって非常に深い関わりがあります。前述の天照大御神との関わりも稲作に必要とされる陽の光や温かさを運んでくる言い伝えと関係があり、それが鳥居と関係があるともいわれています。いずれにせよ、天照大御神のエピソードはよくいわれますね。また、赤色は魔除けの色としても認知されています。そして、防腐剤としての機能も指摘されているようです。
尚、稲作と神社で関係が深い神様が稲荷神(いなりしん)です。関係する神社として「○○稲荷大社」や「○○稲荷神社」という名前の神社の多くはその神様と深い関係にあるといってよいでしょう。
2-2.神社、パワースポットにある鳥居の形式
神社の出入り口と言っても過言ではない境内への道の前にはよく鳥居があります。神社、パワースポットの鳥居の形状をみていきましょう。よく知られているのが、神明鳥居、明神鳥居といわれています。
神明鳥居はシンプルな形が特徴とされています。明神鳥居は仏教が伝来し、建築形式が豪華になるにつれて、神明鳥居から明神鳥居へと変化したものといわれています。また、御神木の由来の通り、木そのものが神様の神籬の役目があります。
3.神社と海外
3-1.神社でも海外でアジア方面のものは?
神社についても場所を海外に移せば、インド仏寺のサーンチー仏教遺跡の入り口の飾りが起源であるという説もあるようです。他に、中国の伝統的な建築様式の一つに、牌楼(ぱいろう)というものがあります。世界中の中華街に設置されている出入り口の豪華な門です。中華文化のシンボルにもなっています。
3-2.神社の鳥居の詳細
また、変わったところでは、神社の小鳥居でしょう。最近また、注目をされはじめました。住民の自作が多いようですが、「本物」志向でプロの職人さんに施工を頼む例もあるようです。また、伏見稲荷大社(京都)の参道にあり、奉納されたトンネルみたいな鳥居群は有名ですね。
さて、参道の真ん中は神様が通るところとよくいわれます。「正中」といいます。端を歩くようにすることが、肝要です。参拝をしている姿を神様はご覧になられるといいます。その人の霊格を参拝態度を通して見るということなのでしょう。
3-3.神社、パワースポットで歩行が許される所
神社の鳥居をくぐれば、神様が通られる参道の真ん中「正中」を歩かないのは勿論のこと、手水舎、拝殿、賽銭、鈴を鳴らす、礼と拍手、願い事、誓いの仕方などなど、どの場面でも礼儀と真心が見られているような気持ちを持ちましょう。
堅苦しく感じる必要はありませんが、お辞儀と拍手で挨拶を、願い事、誓いをします。具体的な参拝になると、有名な神社へ参拝に行く方も多いでしょう。
4.神社と礼法
4-1.神社とその土地
神社と一口に言っても、まずはあなたの住んでいる所の守る氏神様の神社へ行きましょう。このとき、注意する場合は、あなたの氏神様の神社は家からの最寄りとはかぎりません。住んでいる都道府県の神社庁(東京の場合は東京神社庁)に電話をして住んでいる場所を告げて、氏神様の神社を聞くとよいでしょう。
さて、次に、鳥居の順番についてみてみましょう。鳥居は通常、神様が鎮座する本殿から見て一番外側にあるものが「一の鳥居」、本殿へ行けば行くほど「二の鳥居」、「三の鳥居」と順に数えます。数が増えるごとに本殿に近づきます。大きな神社では鳥居が遠くの場所にあることもあります。
4-2.神社と正式参拝の方法
しかし、神社の正式参拝の時には一の鳥居からくぐってみることをおすすめします。鳥居は神社の外界と内界を分ける意味があります。内界は神的領域であることを表しています。目上の人の家を訪問する気持ちで、一礼して、くぐる。このことを守りましょう。参拝を終えて帰るときも、向き直って一礼しましょう。
鳥居をくぐる前は一礼をするわけですが、神道ではこれを「一揖(いちゆう)」といいます。鳥居中央より左側寄りに立ちましょう。そして、左足から踏み出して、鳥居をくぐります。左側については、理由があります。
神道では左は神様のいる側、右は人間のいる側を意味します。だから、神様に正面から向かうときは、左に立ってからが始めで、また、左足から踏み出すのが基本となります。これには異説もあります。
5.おわりに
最後に、神社で参拝するときの心構えを考えてみた場合、次の言葉が参考になるかと思います。それは「神は人の敬(うやまい)によりて威を増し 人は神の徳によりて運を添う」といいます。
御神徳を強めるのも、弱めるのも本人がどれだけ神様を敬っているか、それ次第で変わり、神様の御神徳のお蔭で開運の仕方、度合いが変わってくることをしっかり認識しておきましょう。
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