地震雲の種類と見られる雲の画像への対処法

社会・組織

こんにちは!

みなさん、如何お過ごしでしょうか。

今回も、地震雲について明記したいと思います。

地震雲は科学的に明確な根拠はないとされています。

しかし、地震雲と検索すると、さまざまな種類の雲の画像が現れます。

不気味な謎めいた様子を見せる雲の数々は、いかにも何か起こりそうな雰囲気をただよわせています。

ただ、実は地震雲というのは「都市伝説」的な要素が濃く、やはり、実際のところ、地震とのはっきりした関係が証明されているわけではありません。

でも、画像を見て見たり、解説を読んでみたりすると、ちょっと不思議ですよね。

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1.地震雲の種類と見られる雲の画像の実態

地震雲とされている雲の形としては、空と平坦な雲とがくっきり分かれた「断層型」、地面と平行に細長くまっすぐ伸びる「帯状」、ある地点を中心に広がる「放射状」、地面から垂直、もしくは斜め上に伸びる「竜巻型」などが代表格です。また、赤や紫、黒、黄色、金色といった色に注目が集まることもあります。しかし、これらのほぼすべては他の気象現象として説明がつくもので、地震雲ならでは、というものはありません。

2.地震雲の種類を画像を見た時はどう考えたらよい?

2-1.地震雲の種類と見られる雲の画像を見つけたら

とはいえ、地震雲が大地震の前触れと思っている人は多いものです。Twitterをはじめ、SNSにはしばしば、「地震がくる!」と、似た種類の雲の画像を投稿しているのが見つかります。それが自分のいる場所に近かったりすると、やはり気になってしまうかもしれません。

しかし、そういった投稿で明確な根拠があるものはまずありません。主な可能性としては、

①「地震雲だ!地震が来る、どうしよう!」と、本気で焦っている。

②「なんだか変な雲を見つけた、地震雲じゃね?」という、適当な面白半分。さらには、

③「地震雲だよー、大地震くるよ、やばいよーん」という、地震と関係ないことを知りつつもわざと投稿している「煽り投稿」、といったところです。そのような投稿に惑わされて拡散してしまわないように気を付けましょう。

また、ご家族やお友達など、周りで地震雲と大地震の関連性について勘違いしているはいないでしょうか。もしいたら、現状は関連性が見られないことを伝えて、誤った情報の拡散を未然に防止するのも大事なことです。

面白い地震雲の画像として見るのはよいですが、今現在は科学的根拠が必ずしも明確であるとはいえません。鵜呑みにすることは避けた方が無難でしょう。

2-2.地震雲の種類と見られる雲の画像を撮ったら

 もしかしたら、あなたが地震雲と見られる種類の雲を見つけて画像を撮ることがあるかもしれません。しかし、それはあくまで「ヘンテコな雲の画像」であり、(少なくとも今のところは)断じて大地震の前触れではありません。当たり前ですが、あなた自身が焦って誤った情報を広めてしまわないようにしましょう。

 ただ、地震の多い国である日本では、地震予知の必要性は急務になり、そのための多くの研究が進められています。雲というのは誰でも目にできるものですから、雲で地震予知ができれば、それはかなり有用な手段になります。

皆さんも、「ネコが顔を洗うと雨になる」「夕焼けが見られたら明日は晴れ」といった「お天気占い」を聞いたことがあるのではないでしょうか。これは「観望天気」という昔の人が経験則から生み出した天気予報の手段で、今ではきちんとした科学的根拠が証明されています。

 そう考えると、地震雲と呼ばれる雲が存在する可能性もまだまだ残っています。実際に、アマチュア研究者や一般市民を中心に地震雲研究を続けている人はいますし、「それっぽいメカニズム」の仮説もたくさん検証されています。変わった雲、変な雲を見つけたら、画像を撮って集めてみてはいかがでしょうか。

3.おわりに

たくさん集めて研究すれば、もしかしたら本当に地震との関連がある雲が見つかるかもしません。たとえばですが、皆が悩む小学校の夏休みの自由研究では、とても良い研究材料になりそうですね。

 ただし、情報というのは自分の思ってもいないところでどんどん広まってしまうものです。繰り返しになりますが、安易に確証のない情報を発信して広めてしまうことのないように、くれぐれも気をつけてくださいね。

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